怒りは第二次感情〜怒りの感情が起きる仕組み〜

コップに水

こんにちは。アンガーマネジメントファシリテーターの山形です。

前回は、怒りという感情は一体何のためにあるのか、についてご紹介させていただきました。

前回の記事はこちら。

怒りとは?〜人間に備わっているごくごく自然な感情表現の一つ〜

2017.06.07

今回は、怒りの感情がどのような仕組みで湧き上がるのかについて解説させていただきますね。

怒りの感情は、突然起きるようなイメージですよね。

実際は、どうなんでしょうか?

では、怒りの仕組みについてみていきましょう。

怒りは第二次感情〜怒りの感情が起きる仕組み〜

青空と草原

怒りの感情は、空から降ってきたかのように突然起きると思っていませんか?

実は違うんです。

怒りの感情が沸き起こる仕組みがあるのでご説明しますね。

まず、心の中に空っぽのコップがあるのをイメージしてください。

そのコップには、私たちが毎日毎日嫌な出来事があるたびに、ネガティブな感情が注がれます。例えば、「辛い」「不安だ」「悲しい」「虚しい」・・・。

こういったネガティブな感情のことを第一次感情といいます。

この第一次感情がどんどん注がれることで、心のコップはいっぱいになってきます。

そして並々になってきたときに、何かがきっかけで溢れ出る。この溢れ出たものが「怒り」なのです。

ですので、怒りの感情は第二次感情といいます。

このように、怒りというのは、第一次感情といわれるネガティブな感情がたまって溢れ出たもののことをいいます。

だから第二次感情というんですね。

怒りというのは、決して突然現れる感情ではありません。

あなたが、もし怒っている人と上手に付き合いたいと思うのであれば、この仕組みを知っておくと上手に付き合うことができるのではないでしょうか。

コップに水

第一次感情をわかってほしい

怒っている人の多くは、第一次感情をわかってほしくて怒っている人がほとんどです。

私たちは、怒っているという、その見えている目の前の現象・現実にとらわれがちなのですが、怒っているというその感情に目を向けるのではなくて、怒っている原因になっている第一次感情に目を向けて話す必要があります。

「何が辛いんですか?」「何が不安なんですか?」「何が悲しいんですか?」・・・

「それを教えてください」という姿勢をとります。

すると怒っていた相手は「あ、この人わかってくれた」となりやすいです。

お気持ちわかります

クレーム対応

では、クレーマーを例に見ていきましょう。

クレーマーの対応をするときに、よく「お気持ちわかります」というフレーズを使いますよね?

しかし、「(怒っている)気持ちがわかります」ではなく、本当は、「(怒りの原因になっている第一次感情の)気持ちがわかります」なんです。

クレーマーは、常套句のように「責任者呼んでこい!」っていいますよね?

会社だったら「社長呼んでこい!」、お店だったら「店長呼んでこい!」、病院だったら「院長呼んでこい!」、学校だったら「校長呼んでこい!」という具合に。

なぜかというと、クレームをいう人の多くの人は『自分は大切にされていない』という水(第一次感情)がいっぱいになっているからです。

なので、クレームをいう人は自分がどうされれば大切に扱われるかということを本能的に知っているんですね。

それが簡単に実現されるのは、責任者が出てくるということです。だから「責任者呼んでこい!」というのです。

まとめ

今回は、怒りは第二次感情ということについてご紹介しました。

あなたのコップには、どのような第一次感情がたまっていますか?

それを溜め続ければいつかは溢れて怒りという感情が出てきます。

まずは自分自身のコップが満タンになる前に、スポーツや趣味などの時間を増やして第一次感情を減らす努力をしましょう。

そして、怒っている相手と上手にコミュニケーションをとるには、「どんな第一次感情があるのだろう?」と気持ちを傾けて解決に当たりましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

山形 竜也

・英国ThinkBuzan社公認マインドマップインストラクター
・一般社団法人日本アンガーマネジメント協会認定アンガーマネジメントファシリテーター
・米国ナショナルアンガーマネジメント協会認定アンガーマネジメントスペシャリスト-1
・上級ウェブ解析士

1979年4月19日生まれ。福岡県福岡市出身。太宰府市在住。身長184cm、牡羊座、A型、右利き。