こんにちは。アンガーマネジメントファシリテーターの山形です。
今回は、「アンガーマネジメントとは?」についてお話していきます。
アンガーマネジメントとは?
これまでに、アンガーマネジメントという言葉を聞かれたことはありますか?
「聞いたことはあるけど、なんのことかわからない」
「怒らないようになるためのテクニックでしょ!」
最近メデイアで取り上げられることも多くなってきたので、聞いたことがあるという方も多いでしょう。それでもまだまだ知らない方のほうが多いのではないでしょうか。
Googleで「怒り コントロール」で検索してはじめてアンガーマネジメントという言葉を知り、私の講座にお越しいただいた方もいらっしゃいました。
アンガーマネジメントとは、怒りという感情を、上手に表現できるようになるためのトレーニングです。
私の講座では、怒りに対して、後悔しないことと言ったりもします。
では、もう少し詳しくお話しますね。
決して「怒らないようになる」ことではない

私たちは日々怒って後悔したり、怒らなくて後悔したりを繰り返しています。
怒って後悔というのは、「あんなこと言わなきゃよかった」「なんで言ってしまったんだろう」と後悔すること。
怒らなくて後悔というのは、「あー、あのときビシッと言っとけばよかったなー!」と後悔すること。
いかがでしょう?
このような後悔をいつも繰り返していませんか?
私も以前は、怒りのコントロールがとても苦手でした。
まさに後悔の連続。ストレスもたまり、人と衝突することもよくありました。私の場合はどちらかというと、「怒らなくて後悔」することのほうが多かったです。
しかし、アンガーマネジメントができるようになると、この後悔する回数が激減しました。
それはなぜかというと、線引きができるようになったんですね。
つまりアンガーマネジメントは、怒る必要があるときは上手に怒れ、怒る必要のないときは怒らないようになること、この線引きができるようになるということなんです。
なので、アンガーマネジメントができるようになると、怒るときは上手に怒る。怒らないでいいときは怒らない。この線引きができるようになるんですね。
怒ると決めて怒るし、怒らないと決めて怒らないので後悔しなくなるんです。
ここで「あれ?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そう、怒っていいんです。
ここで大切なことは、アンガーマネジメントは決して怒らなくなるテクニックではないということ。怒らないようになるということではありません。
怒りという感情は扱いにくい感情かもしれませんが、それはそれで生きていく上でとても大切な感情のひとつなんです。
怒ると怒らないを自分で決めて、決めたことに対して責任を持つということなんです。
アンガーマネジメントができるようになると
ですので、アンガーマネジメントができるようになると、次のようになります。
1、怒りで後悔しなくなる
怒る必要のあるときは上手に怒れ、怒れ必要のないことは怒らなくなります。
2、怒りを上手に表現できるようになる
他人を傷つけず、自分を傷つけず、モノを壊さず上手に怒りを表現できるようになります。
怒りというのは、他人に向けたものだけではありません。
怒りを上手に表現できなければ、それを自分に向けてしまうこともあります。自分を責めるという言い方がわかりやすいでしょうか。
また、怒りの対象がモノに向かってしまうこともあります。モノを壊してしまうまでには至らずとも、ドアをバンッ!と閉めたり、パソコンのエンターキーをバシッ!と叩く人もそれにあたります。
アンガーマネジメントができるようになると、怒りに対して後悔しなくなり、上手に表現できるようになります。
まとめ
まとめるとアンガーマネジメントとはこのようになります。
アンガーマネジメントとは、
- 怒りという感情を、上手に表現できるようになるためのトレーニング
- それはつまり、怒る必要があるときは上手に怒れ、怒る必要のないときは怒らないようになること
- 決して怒らなくなるテクニックではない
ということになります。そして・・・
アンガーマネジメントができるようになると、
- 怒る必要のあるときは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくなる
- 他人を傷つけず、自分を傷つけず、モノを壊さず上手に怒りを表現できるようになる
いかがでしょうか。
あなたがもし、アンガーマネジメントができるようになると日々の生活がどのように変化しそうですか?
興味がありましたら、ぜひアンガーマネジメント入門講座を受講されてみてください。
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次回は、アンガーマネジメントの背景や歴史についてご紹介させていただきます。