あなたの1日は27時間になる。 by 木村聡子 自分の時間を確保して大切にしよう!

「あなたの1日は27時間になる。」副題は。「自分だけの3時間」を作る人生・仕事の超整理法だ。
本書を手にしたきっかけ。自分だけの3時間を作るとは?
本書を手に取ったきっかけは、まずタイトルに惹かれて購入した。
僕のこれまでの仕事は、朝早くから夜遅くまで働きっぱなしの人生だった。
そんな人生でも一日に僕自身のための時間ができればなんて幸せなんだろうと思いを馳せながら読ませていただいた。
タイトルに逆らうわけではないが、もちろん一日は24時間だ。
本書が言いたいことは、仕事や生活の一部を効率化しもっと余裕のある時間の中で本当の自分自身のための時間を手に入れるということだ。
また、本書は、多忙な毎日を送る人が読むことも想定されており、その習慣を一気にではなく週ごとにステップアップして取り組んで習慣化し時間を手に入れていく方法で紹介されている。
多忙な人でも出来ることに落とし込んである
極論を言えば、その忙しい仕事を辞めてしまえば時間はたっぷり作ることができる。
職場(環境)を変える、特別なトレーニングをする、技術を磨くなどの難しいことなど一切しなくても自分だけの時間を作る方法がふんだんに紹介されてある。
想像して欲しい。
今、朝から晩まで超多忙で周りから振り回されているなあなたが今の職場のままで3時間の「自分だけの時間」ができたらどんなに素晴らしいことか。
それでは、紹介しよう。
眠りの質を上げる
まずはベースとなるプライベートも仕事の時間も含めたすべての一日のリズムを整えることから始まる。
やはり睡眠の質を上げることで、日中に集中出来る体を作っていくことが大事。
質の良い睡眠を手に入れるためにはキーポイントは、「夕食・入浴・就寝の間隔」だ。
本書ではお医者さんの意見も取り入れ、以下の方法を紹介している。
- 食事は就寝の3時間前に済ませる
- 食事と入浴の間は1時間以上あける
- 入浴後、就寝までの間隔を1時間
これが理想とのこと。
と言われても、朝から晩まで働いていたらそんな余裕はないという声が聞こえてくる。
もちろん、これはあくまで理想だ。
そんな忙しいあなたはまず上記のうちの一つだけでもいいので実践することをオススメする。
かくいう僕も、上記の3つを実践している最中だ。
なかなか全てをこなすことは難しいが、一つ、また一つとゆっくりでいいので取り組んでいけばやがて習慣化し、
質の良い睡眠をとるためには早く仕事を終わらせるというサイクルになれば最高だ!
「1日をデザイン」をし毎日を楽しく過ごす
一日を漠然と、周りの人や環境に流されなが過ごすのではなく、毎朝自分でその日一日をデザインすること。
僕はこれを毎日実践している。
方法としては、以前ブログでも紹介した「マインドマップで一日をデザインする」という方法だ。
「一日をこう過ごしたい」と思いデザインすれば、たとえ周りの環境から振り回されそうになっても、いわば「幹」となる自分だけの「一日デザイン」があるのでそのギャップを埋めようと軌道修正する。
書くか書かないかでは、かなりの差があるので是非実践して欲しい。
「1日1捨」で毎日グレードアップする
「1日1捨」とは、一日に1つ、何かを捨てること。
本書では、
物を増やさないことは、時間をかけずに整理整頓できる、最大のコツ
だと紹介されている。
要するに物を探す時間、整理整頓の時間が短縮されるというのだ。
なかなか的を得ている。
確かに、一日の中で物を探している時間というのは意外にあるものだ。
また、「1日1捨」をすることで自分自身に「これは本当に必要だろうか?」と問いかけながら選び捨てるので、「必要なもの」を見極める力も養われるという。
目からウロコの発想だった。物質的にも精神的にも大切なことだ。
まとめ
3つほど内容をカンタンに紹介させていただいたが、いかがだっただろうか。
僕が思うに、忙しいと発想が硬くなってしまい、その忙しい毎日が当たり前になってしまってないかというところ。
本書は、その気づきを、たくさんいただけるものだった。
もし、あなたの忙しい一日に「自分だけの3時間」ができればどんなライフスタイルが待っているだろうかと、ワクワクしてこないだろうか。
まずは、そんな一日を想像していただきたい。
